別名「多幸の木」とも呼ばれ、観葉植物として人気も高い「ガジュマル」。その魅力はやはり独特なフォルムとそこから伝わる生命力ではないでしょうか。\nまるで人参のようにぽってりと太った根は、ひとつとして同じものはなく、どれも個性的。1本だけがっしりとした根を持つものもいれば、いくつかの根が入り組んだものもあり、表情豊かなその姿はまさに自然が生んだアートのよう。普通なら土に潜って見ることができない根が、こうやって地表に出ていると、そこから生きるエネルギーをじわじわ感じます。\n観葉植物としても愛されるガジュマルは、沖縄県など多くの熱帯地帯で自生しており、20m近くの巨木になります。枝からでた無数の気根を支柱にし、巨木に生長したその姿は圧巻です。カンボジアでは遺跡を包み込みながら成長を続けていて、その荒々しく生命力にあふれる姿から「絞め殺しの木」との異名を持ちつほどです。そんなみなぎる生命力が、コンパクトな観葉植物になっても伝わるのはガジュマルの木ならでは。まさに、自分だけのパワースポットができたような感覚です。